HIROMI
OGAWA
PHOTOLOG

2020年8月9日

200808鴨川 200809宝ヶ池

先日、ゴイサギを初めて撮ったのだが、その日は夕方で、夜行性のゴイサギは若干お眠なご様子だった。活動してる姿を見たいなーと思い、昨日、早朝から鴨川に行ってきた。

前回ゴイサギを発見したポイントに到着。見渡しても発見出来なかったので、歩いて探すことに。暫く歩くとペンギンシルエットの鳥が川を見つめている。そろりそろりと近づく。

じっと川を見つめるゴイサギゲット。30分ぐらい観察していたが、ずっとこの状態であった。もっとこう、バシャー!とかズシャー!的な感じで魚に飛びつく姿を見たかったが、まあそれはこちらの希望なのでね。ありがとうございますゴイサギ様。

その昔、醍醐天皇から五位の位(くらい)を賜ったからゴイサギ。醍醐天皇が家来に命令して捕まえてこさせたが、とても大人しかったので、「大人しいから五位の位あげちゃう」となったらしい(ざっくり説明)。昔の貴族も暇してたんやなと思う。

今日は朝からカワセミ狙いで宝ヶ池に。

宝ヶ池は近い距離感でカワセミを観察出来るが、発見しても木陰に居ることが多いので、綺麗な写真はなかなか撮れない。警戒心も強いので、こちらの行動次第ですぐさま飛んでいく。なのでカワセミを見つけた際はかなり神経を使う。

池沿いの木々を注意深く見ながら歩いていると、カワセミ発見。立ったまま近づくとすぐに飛んでいってしまうので、姿勢を低くして時間を掛けて近づく。こちらの存在には恐らく気付いているが、逃げるそぶりは無いのでとりあえず位置取りは成功。逆光なので正直厳しいかなと思いつつ、カメラを構えて数枚撮った。

カメラの設定を見直すために撮影した写真を確認する。しかしここで問題が発生。お盆休みに入ってテンション高めのファミリーが足漕ぎボードで近づいてきたのだ!これはまずいと思い、とりあえずカメラを構えたがカワセミはいずこへ。

まあ仕方ない・・・、と思いつつ、悔しかったので暫く時間を置くことに。経験上、カワセミは気に入った場所には戻ってくる傾向がある。その感覚を信じ、再度チャレンジすることに。

カワセミが居た場所に戻ってみると、ばっちり居るではありませんか。しかもせり出した枝にとまっていたので、光もそこそこあたっており絶好のチャンス。姿勢を低くし、時間を掛けてにじりにじりと近づく。位置取りは成功した。

ドキドキしながら、カメラを構えて撮ろうとしたまさにその瞬間、背後から声が聞こえた。振り返ると、1人の爺さんが立っていた。あまりに集中していて気付かなかったが、いつの間にか爺さんに背後を取られていたのであった!

爺さん「カワセミですか、珍しいですねぇ」

僕「そうですね」

爺さん「あ、飛んでった」

カワセミのほうを見ると、すでにいずこへ。爺さんもいずこへ。くぅー!

外的要因が多くて苦労しましたが、数枚マシなのが撮れてました。カワセミ撮ろうとしたらこういう目に会うの多いな・・・。

(c) HIROMI OGAWA PHOTOLOG