HIROMI
OGAWA
PHOTOLOG

2020年10月25日

オシドリ、と写真展について

昨日は朝から天気が良かったので、宝ヶ池に行ってきた。

久々のカワセミ あざーす

今回はこれ以上近付けず。400mmの望遠使ってるけど、600mm欲しくなる瞬間が多くなってきた。これが望遠沼か。恐ろしい。

コゲラもいただきました
カワウもいただきました

池周辺を散策していると、知らないおじさんがオシドリおるよと教えてくれたので、探してみることに。

今季もオシドリがやってきました

暫く歩いているとあっさり発見。極彩色。マガモと混じっておったけど、その姿ゆえに全然混ざれてなかった。

オシドリを見に、今日も朝から宝ヶ池へ。

木陰でお休みのところ失礼しました
ルリタテハもゲット

ここからは写真展について。

小川宏実写真展「この辺」は11月2日まで。お店の休みを除くと、残りの日程は10月27日、30日、31日、11月2日の4日間となりました。9月28日から始まり、1ヶ月以上あるからどこかのタイミングでちょこっと内容変えようと思ってたけど、あっと言う間に過ぎた。

僕が住んでいる、展示会場のラップ&ロールがある、左京区修学院周辺で撮った写真を展示している。多くの被写体は野鳥で、風景も少しあるが、身近な被写体の写真が存在しない。それは人物写真である。

写真展に向けて動き出した当初から、修学院周辺で撮った写真を展示しようと決めてたけど、被写体に関しては特にこだわりがなかった。これまで撮り貯めていた写真を、それこそ人物含め被写体ごちゃまぜで展示するつもりだった。

野鳥の写真をたくさん撮っていたので、野鳥中心にはなるかなとは思っていたけど、写真の選定作業を進めていくと、人物だけがどうしてもハマらなかった。観てもらいたい人物写真があったけど、展示のイメージが全く沸かなかったのである。どうしたらいいんだろうと考えたが、結局自分の中で解決出来ず、あれよあれよと展示が始まった。

これに関しては、そらそうだよね、という答えが最近やっと見つかった。

とある学者さんがコロナ禍で子供たちにあてたメッセージがある。その学者さん曰く、世界は見方によって、「対人の世界」と「対物の世界」に大きく分かれている、らしい。その通りだとすると、僕は昨年の秋まではバンド活動を通して「対人の世界」におり、以降は「対物の世界」にいた。対物の世界にいたとは言っても、全く人と関わっていなかった訳ではない。しかし、多くの時間を自然の中に身を投じており、その中で膨大な写真を撮っていた。そんな日々を過ごしていたので、人物写真がハマらないのは必然だったんだな、と腑に落ちた。

現在はどうかというと、対人の世界にいる。展示会場のお店になんやかんやでほぼ毎日おり、やってくる方々、店主とたくさんコミュニケーションを取っている。対人の世界は時にしんどく、厳しい瞬間が多々あるが、興奮する瞬間もたくさんある。対物の世界にどっぷり身を投じている時と同じく、心地良い日々を過ごしている。

めんどくせーなーと思うこともあるけど、結局のところ、人と出会い、コミュニケーションを取るのも好きなのである。

写真展、残り少ない日数ではありますが、ぜひお立ち寄りください。お会いしましょう。

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